BUZZ RICKSON'S    BR80475

JACKET, FLYING, SUMMER -TYPE A-2 / CHEVRON ZIPPER-

Contract No. W535 AC16159

RED SILK LINING

price:\168,000- (plus tax)

color:D/BROWN

size:36, 38, 40

CROWN "CHEVRON ZIPPER"

ハイヒール型とも呼ばれる独特な形状の務歯（ティース）を使い、ヘビーデューティーな使用に耐えうる高性能を有した "シェブロンジッパー" を開発し、アメリカ軍の指定納入業者となったクラウン社。その技術の高さは多くの兵士達に評価され、絶大な信頼を受けた。また、数あるフライトジャケット用として使用されるジッパーの中で最も美しく、我々の理想とするジッパーでもある。クラウン社は、製造方式や務歯の設計、スライダーのロック構造、デザイン等、どれを取っても他のファスナー・メーカーと大きく異なる「業界の異端児」的な存在であった。特にジッパーの務歯に関しては、タロン社などの他社のメーカーはプレス方式を採用していたが、クラウン社は 1930年代初めの創業以来、一貫して高圧鋳造方式で製造していた。この高圧鋳造方式で作ると角を綺麗に丸くすることが出来る為、プレス方式のジッパーに比べて噛み合わせが格段に良く、その結果、開閉が遥かに滑らかなものとなっている。中でも創業時のジッパーは、左右の務歯が噛み合ったところがミリタリーウェアの袖階級章（シェブロン）の V字形に似ている為、"シェブロンジッパー" と呼ばれていたが、複雑な製造過程の問題もあり、後にデザインの変更を余儀無くされてしまった。それ故の希少性と外見の美しさから、ファンの間で『幻のジッパー』と呼ばれている。またヘリンボーンのテープに通電用の銅線を織り込んだことや、務歯を直接テープに蒸着させたこと、スライダーをスプリング・カムロック方式のオートマチックにしたこと等、その作りの凝り方も他では見られないものであった。ただ、クラウン社のジッパーは、高圧鋳造方式であることに由来する製造の困難さや、コストの問題等により、残念ながら 1960年代末には、より簡単で安価に作られた他社製のジッパーに市場を奪われることとなった。短命に終わったクラウン社の中でも "シェブロンジッパー" の製造期間は特に短く、その稀少性とシェブロン自体の美しさが、我々を魅了して止まない理由なのであろう。

「敵機を 5機以上撃墜した者にだけ与えられる称号 "エース"。その称号を得た兵士はステークスシンボルとして A-2ジャケットの裏地を深紅のシルク素材に張り替えることが特別に許されていた。高級感と気品にも満ちた深紅のシルク素材は滑りが良く着心地にも優れ、エースパイロット達の士気を高揚させた。この A-2は、ラフウェア社が 1941年に初回納入を果たしたモデルがベースとなっている。メインマテリアルの馬革は、イタリア産の原皮を植物の樹皮から抽出した渋液によって丹念に鞣されており、鞣す際に通常よりも加脂された馬革は、着用者の皺を深く記憶する特徴を持っている。表革に使われた濃色のシールブラウンがライニングの紅をより一層際立たせており、その秀逸なコンビネーションに加え、フライトジャケット愛好家たち垂涎の "シェブロンジッパー" を搭載する。」

MATERIAL:Bronco Hide
TANNING:Vegetable
FINISH:Aniline Hand
FASTENER:Crown Military Use Aluminum Die Casting Chevron
LABEL:Buzz Rickson's Clothing Co.

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※上記サイズスペックとは多少の誤差が生じる場合がありますのでご了承ください。

※ブロンコハイド（野生馬）特有の荒々しい革の表情となりますが、天然素材であることをご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの商品はクレジット決済（代引き・佐川急便Ｅコレクト）が可能となります、備考の欄にご記入ください。