TOYO ENTERPRISE / BUZZ RICKSON'S  BR80610

-JACKET-LEATHER FLYING "AN6552"-

AMERICAN SPORTSWEAR CO.

3rd PURSUIT SQ. FLYING TIGERS

price:\188,000- (plus tax)

color:BROWN

size:36, 38, 40, 42

「米海軍と米海兵隊が使用したM-422Aの後継モデルとして登場したのがAN6552である。M-422A同様にしなやかなゴートスキンを用いており、外観はM-422Aとほぼ同一だが米陸軍航空隊との共通使用目的からモデル名が変更された。そのモデル名はARMYとNAVY両軍の頭文字を採用しており、そのことから通常G-1系統のジャケットの襟裏には「USN」とマーキングされているが、このジャケットは両軍使用目的として「US」と記されている。主な変更点はM-422Aではニッケル仕上げのジッパーを使用していたが、真鍮製に黒い酸化処理を施したジッパーに変更している。両軍共通目的で登場したAN6552であったが陸軍航空隊の全体には行き渡らず、後に陸軍航空隊はその型に多少の見直しを図りインターメディエイトゾーンのB-10に採用した。AN6552（AN-J- 3A）は1944年から1947年まで採用され、朱色の美しいライニングを持つAMERICAN SPORTS WEAR社のAN6552は1944年に納入された。フルベジタブルタンニングの革をアニリン染料で仕上げたゴートスキンには特有の艶があり、着用毎に変化する表情を予感させる。ラベルに刻まれた“米国政府の資産”を見れば、フライトジャケットが如何に偉大な存在であるかは一目瞭然である。

アメリカ参戦前に外地のアジア圏で編成されたアメリカ人飛行隊はフライングタイガースと呼ばれるアメリカ義勇軍である。義勇軍は中国政府がアメリカで極秘に募集した志願兵で編成された部隊で、その背景には中国空軍が日本の航空隊との戦闘で壊滅し、速やかな空軍力の確保が必要とされたことにあった。義勇軍の兵士の契約期間は1年で、中国との契約が切れた1942年7月、アメリカ陸軍航空隊に編入し、第23戦闘航空群を編成した。1943年に第14空軍が発足するとその中核として活躍した。海軍イメージの強いAN6552が陸・海軍共通で実際に使用された期間は極僅かであり、陸軍航空隊指揮下の第14空軍フライングタイガースのカスタムが施されているのはこの年代に限定されるため非常にレア度が高いジャケットである。」

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※上記サイズスペックとは多少の誤差が生じる場合がありますのでご了承ください。